
今もなお南画の道を追究する宮本さんと作品
日田南画会長で九州南画院会長も務める日田市若宮町の宮本青雲(光男)さん(87)の南画展(大分合同新聞後援)が、日田市民文化会館「パトリア日田」で開かれている。単色ながら、奥深い南画の世界に魅せられて約六十年。展示会を南画人生の集大成と位置付けている。四日まで。入場無料。
宮本さんは同市清岸寺町出身。太平洋戦争でシベリアに抑留された。復員後、二十八歳で日田市役所の職員になった。その時、同市出身で関西南画壇で活躍中の水嶋竹翠さんに師事。南画家の一歩を踏み出した。
「墨の一色で立体感を表現することが面白かった。戦争で死なず、若かったので、ものになるまでやりたいと思った」
昼は仕事、夕方から午前二時までは南画という生活が始まった。以来、今日まで、人物画、花鳥画、山水画の描法を追究。作品の題材を求めて旅行をすることもしばしば。「普段の生活の中から、いつも、絵の題材を考えています」と、いまだに情熱は衰えない。
会場にはこれまでに描いた百五点を展示。初日から大勢の市民らが訪れてにぎわっている。
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