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【豊後大野新聞】徒歩での観光ルート設定

[2009年04月29日 09:20]

菅尾周辺ブロックは千歳町などを歩くルートも計画中=菅尾石仏

 豊後大野市内の観光資源をエリアに分け、観光コースを提案する取り組みが進んでいる。史跡などに詳しいボランティアガイドが一緒に歩いて地域の歴史を紹介。2時間程度のウオーキングを楽しめるルートで、地元産品を味わうこともできるメニューを目指している。

 取り組みは、市観光協会(加藤孝昭会長)の設立一周年事業として、二〇〇七年度から動き始めた。新市が誕生し、合併後の一体感づくりを観光面から盛り上げることなどが目的。
 市観光協会によると、当初は各地の観光ポイントを紹介するために、ボランティアガイドの育成のみで企画。
 〇八年度に「観光ボランティアガイドを考える集い」を計四回、開催。観光スポットが数十カ所に分散していることが課題となり、グループに分けてコース設定する方向へ発展させることになった。
 犬飼町周辺、白鹿山周辺(千歳)、菅尾石仏周辺(三重)、城山周辺(同)、市場・内山観音周辺(同)、大野町内周辺、沈堕の滝周辺(大野町)、清川町内周辺、緒方町内周辺、朝地町内周辺の計十ブロックに分類。この中で、それぞれコース設定を始めている。
 各コースは、歩いて二、三時間を想定し、途中、地元の産品を味わえる工夫も考えている。
 例えば大野町内周辺ブロックは、「里歩の会」(工藤睦子会長)が複数のコースを用意。市大野支所を出発し、商店街内の火伏せ地蔵、勝光寺、常忠寺を回って支所に戻るルートなどをつくっている。途中、地元の食材を使った料理でのおもてなしもある。
 また、朝地町内周辺ブロックは朝倉文夫記念館や用作公園などを回るコース、菅尾石仏周辺ブロックは、石仏や大野川を渡った千歳町・柴山八幡などを歩くルートを計画している。
 昨年度、大野、清川、三重の三カ所で実地研修会を開催。清川町での研修会では「歓交ボランティアガイド I LOVE きよかわ」(佐々木栄子代表)が史跡などを紹介。宇田姫伝説で知られる宇田社、萩塚、森霊社などを回った。秋の紅葉で有名な宝生寺では、そば米雑炊などを味わった。

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 ガイド育成にも力
 二十七日夜、市中央公民館で「第五回ボランティアガイドを考える集い」が開かれ、実地研修会の結果について報告があった。
 コース設定、ガイドの内容などについて意見交換。「研修を通していかに大切な史跡などを見落としていたかに気付いた」「市観光はまだ認知されていない。知恵を出し合っていいコースを作り、行政と協力して市内外へアピールを」などの声が出た。
 本年度、全ブロックでのコース設定を目指し、残りの七ブロックで実地研修会を開くことなどを確認した。
 市観光協会の長吉敏満事務局長は「コース設定、地域の清掃やお接待など、ボランティアガイドだけでなく幅広い人たちの協力が必要。ガイドの育成だけでなく、観光を支える人たちの集約を目指す方向へ広げている」と説明。各ブロックをまとめた「市観光サポートボランティアの会」(仮称)の設立へと動きだしている。
 「ボランティアの会」は独立した組織とし、市観光協会が側面から支援する計画。本年度中の設立を目指している。
 市観光協会の加藤孝昭会長は「各コースを結び付けることで市内全体を回る応用コースができる。市の食材、自然や史跡の魅力を楽しめるルートをつくり、市観光について情報を発信したい」と話している。

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