メキシコや米国などで豚インフルエンザの感染が拡大している問題を受け、風評被害を懸念する農林水産省や県は「豚肉は安全」とPRし、消費者に冷静な行動を呼び掛けている。今のところ豚肉市況も混乱はなく、落ち着いた消費行動の裏付けといえそうだ。
県内にスーパー三十店を構えるトキハインダストリーによると、全店で豚肉の売り上げに大きな変化はない。安全性のPRについても「過度の反応はかえって逆効果」と、現段階では特別な取り組みはしない方針。
ただ、一部扱っているカナダ産などの輸入豚肉については「消費者に抵抗があるようだ」(同社)として当面、県産やほかの国産への切り替えも検討している。同社ではメキシコ産は扱っていないという。
全国的にも豚肉(枝肉)市況に混乱は起きていない。県畜産公社によると二十七日、主要市場で豚肉は一キロ当たり平均約四百二十円で推移。「これまでと価格は大きく変わらず、影響はない」とみている。
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