豊和銀行の二〇〇九年三月期決算の最終損益で約一億円の黒字を確保する見通しであることが、二十七日分かった。二期連続の黒字決算となるものの、株式市場の低迷から保有有価証券の評価損が拡大。会社法の規定で分配可能額が確保できないことから、優先株式、普通株式双方の配当を見送ることになりそう。
黒字にもかかわらず無配となるのは会社法四六一条の「剰余金の配当金などは分配可能額を超えてはならない」という規定によるもの。
資本増強のため、国や地元、西日本シティ銀行から出資を受けた優先株式の配当原資は約四億円。同行の分配可能額は、前期と今期の利益を合わせた剰余金(約十三億円)から、今期の有価証券の評価損(四十―五十億円)を引くとマイナスで、配当不能になる。
今期も配当を見送った場合、優先株式が三期連続、普通株式が四期連続になる。
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