
犠牲者のパネルに目をうるませる女性=25日午前、県庁新館
事故や犯罪、いじめなどによって命を奪われた人たちの等身大パネルを展示し、命の大切さを訴える「生命(いのち)のメッセージ展in大分」(大分合同新聞後援)が二十五日、県庁新館十四階で始まった。二十六日まで。
メッセージ展は無免許・飲酒運転の車にひかれて長男を失った造形作家の鈴木共子さん(神奈川県座間市)が呼び掛け、二〇〇一年から始まった。全国各地で六十五回、開かれており、県内では初めての開催。
会場には、亡くなった人の白い人形(ひとがた)のパネル百三十五点が並ぶ。犠牲者の経歴や写真が張られ、足元には靴が置かれている。一番小さなパネルは、暴走運転事故で犠牲になった一歳三カ月の女児。手のひらサイズの小さな靴が置かれたパネルを、涙をぬぐいながら見入る来場者もいた。
会場入り口には、県内の男女二人のパネルがある。〇三年、鹿児島県内で飲酒ひき逃げ事故で亡くなった国東市の佐藤隆陸(たかみち)さん=当時(24)=と、〇七年に宇佐市で下校中に事故に遭った浜崎奈那さん=当時(15)。隆陸さんのパネルは一七三センチ。生前のさわやかな笑顔の写真が添えられている。奈那さんは一五三センチ。ガールスカウトのスカーフと帽子が飾られた。
二十六日は午前十時から午後四時まで開催。午前十一時からは鈴木さんと、浜崎さんの父満治さん(47)が講演する。午後二時からはミニコンサートもある。問い合わせは、大分被害者支援センター(TEL097・532・7776)。
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