大分市のJR大分駅南地区に建設予定の複合文化交流施設の設計や建設、維持管理などの実施を希望するSPC(特別目的子会社)を市が募集したところ、申し込みが二社しかなかった。二十日開かれた市議会にぎわい創出・複合文化交流施設建設特別委員会で市が明らかにした。市民からは「本当に良いものが提案されるか不安」との声も出ている。市は「二つの案が満足できない場合の対応は、今後考える」としている。
提案したSPCは、大分駅南まちなみづくりグループ(代表企業・日本管財福岡支店、梅林建設、佐伯建設、九電工大分支店、九州電力、大分ケーブルコムなど十二社)と、清水建設グループ(代表企業・清水建設九州支店、合人社計画研究所、東九州設計工務、平倉建設、池田美装など六社)。
七月に二社から提案を受け、同施設整備事業民間事業者選定委員会が審査。一社を選んで釘宮磐市長に報告する。
市都市計画部の木崎康雄参事は「複数の応募があった場合は一次審査で五社に絞るはずだった。企業の事情があり、応募が増えなかったのだろう。市民が満足する提案があることを期待したい」と話している。
施設内に設置予定の小ホールを利便性の高いものにするため、要望活動をしている「大分市に小劇場をつくる会」の日下渚副会長(26)は「市はどのような小ホールができるかは、SPCの提案がなければ説明できないとしてきたので、二社とはびっくり。提案を市民に広く周知し、利用者と市が話し合う機会をつくってほしい」と求めている。
<ポイント>
【複合文化交流施設】 大分駅南土地区画整理事業の区域内に、交流の核施設として2013年度のオープンを目指している。市民ホール、図書館、保育所、市社会福祉協議会事務所などを備える公共施設(3万6500平方メートル)の事業費の上限は143億円。SPCの提案があればホテルやレストランなどの民間施設も建設できる。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()