
技術向上のため、チェーンソーの目立てを学ぶ組合員
集落営農に取り組んできた玖珠町戸畑のYY受託組合が、法人化し企業的経営を行う農業組合法人わいわい元気村(高田喜代巳組合長=顔写真、三十六人)に生まれ変わった。
過疎化、高齢化が進み既存の家族経営による農業の維持が難しくなってきた山中、山之口自治区の住民で、一九九二年にYY受託組合を設立。会計処理が複雑になり、事務負担が増すデメリットを伴うが、資金調達力が高まるメリットを優先してことし三月末、発展的に法人化の道を選んだ。
組合員の中で、専業農家はわずか三人で、大半が兼業農家。個人で数百万円する田植え機や重機を購入すれば、赤字になり、結果的に農業を放棄。休耕地が増えるという悪循環が起こっていた。
組合では、通常の半額ほどの賃金で、堆(たい)肥(ひ)の運搬から収穫、里山の保全など農林業全般を請け負う。農業用機械は共同購入しており、維持管理や更新にかかる費用は作業賃金から捻(ねん)出(しゅつ)することで、地域住民が負担なく農業を続けられる仕組みだ。
現状維持が当面の目標だが、軌道に乗れば、休耕地を生かし、有機野菜の産地を形成するなどして、収益の拡大も視野に入れている。すでに、炭焼きに取り組んでおり、道の駅などでの販売を始めている。
法人として、組合員の技術力アップをさせようと、講習会も開く。十二日には、国土緑化推進機構の「森の名手・名人百人」である高田好則さんを講師に招き、チェーンソーの目立てや安全な取り扱いについて学んだ。
高田組合長は「地域の農業は地域で守りたい。やり方次第で、共同の利益を生むことができる」と話した。
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