
「白百合の里」の歌を作った油布忠士さん
竹田市片ケ瀬、郵便局職員の油布忠士さん(60)は片ケ瀬地区への郷愁を誘う「白(しら)百(ゆ)合(り)の里」と題した歌を作った。「地区への愛着が深まってほしい」と自費でCD百五十枚を製作した。
油布さんは地区の自治会長。趣味で文芸をしている。昨年九月にあった地区の敬老会で、「雪山讃歌」のフレーズに合わせた「片ケ瀬讃歌」を作詩し、披露したところ、お年寄りから喜ばれた。その際、「白ユリ」をテーマにした歌を作ってほしいと要望された。
白ユリは岡藩主が参勤交代の際、球根を食用にと箱根から持ち帰ったとされる。旧竹田市の市花。かつて同地区には、道端など、いたる場所で美しい花が咲き誇っていたという。道路の拡幅やイノシシの被害により、群生地は一カ所だけになった。
油布さんは、白ユリの思いを表現。一番は「片ケ瀬に嫁いでもはや四百年、箱根の山に別れを告げ、私は永住、ここで、ここで、私はここで咲き誇ります」とつづった。住民に愛され、幸せを感じている姿など、三番まで作詩した。作曲は油布さんの知人で同市出身の作曲家、白石哲也さんに依頼した。
市東部の台地にあり、過疎、高齢化が進む同地区。油布さんは「歌を通じて地区住民や地区関係者のきずなが深まってくれればうれしい」と話している。
CDの問い合わせは油布さん(TEL0974・62・2059)へ。
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