大分のニュース

収蔵資料を使い講座 県埋蔵文化財センター

[2009年04月14日 09:54]

「出土した遺物の収蔵量は約2万箱になります」と県教育庁埋蔵文化財センター・資料管理班の吉田寛副主幹

 県内の遺跡発掘調査などを行っている県埋蔵文化財センター(大分市中判田)は、考古学や歴史を学ぶ楽しさを知ってもらおうと、「考古学講座」を17日と5月15日の2回開く。16日まで受講生を募っている。無料。

 センターは発掘調査、出土遺物の整理が主な業務。出土品の企画展や出前講座は実施してきたが、センターでの講座は今回が初めて。県民に考古学の魅力や地域の特色を知ってもらおうと、収蔵史料を活用して開く。
 センター職員が講師として、大分の歴史を考古学の視点から紹介する。第一回は「邪馬台国時代の大分」「古代のお葬式」など四つのテーマで縄文時代から奈良・平安時代を取り上げる。一部のみの受講も可。定員は四十人。五月の第二回は、鎌倉・室町時代から明治時代で、大友宗麟や県内の指定文化財などについて解説する。
 センターは、一九七〇年に埋蔵文化財の調査、整理、保管などを行うため、県教委社会教育課に設けた文化係が前身。二〇〇四年に現在の組織になった。専門知識を持つ職員がこれまでに百カ所以上、県内の遺跡発掘調査に携わってきた。
 昨年度は「授業の補助教材に」と、出土遺物を組み込んだ「歴史学習体験キット」を用意して、県内の全市町村教委に配置した。
 佐藤英一所長は「講師は実際に発掘に携わる職員。出土遺物に触れながら、“生”の話を楽しんでもらいたい」と参加を呼び掛けている。
 講座は、電話で直接センター(TEL097・597・5675、担当・江田、吉田)まで申し込めばよい。

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