
ニンジン、ジャガイモ、タマネギのばら売りコーナー=大分市のマックスバリュ桜坂店
「キュウリ一本、タマネギ一個、一人暮らしにキャベツ一個は多すぎ。四分の一カットでちょうどいい」―。スーパーなどの食品売り場で、山積みした単品売りのジャガイモやタマネギ、半分にカットしたダイコンなど「小規格化」した食品が目立つようになった。高齢世帯や単身世帯が増えているためで、「買い物に無駄がないようにという消費者のニーズに対応しています」と売り場担当者。
大分市明野東のトキハインダストリー・あけのアクロスタウン店にもカット野菜が並ぶ。キュウリの袋詰め(三、四本入り)が山積みされた横では、ばら売りもしている。包丁で切りにくいカボチャは、てんぷら用と煮物用に切り分けてパック詰め。鷲尾隆義店長は「どの店も、購買層の生活スタイルに合わせて買いやすいよう工夫を重ねていますよ」と話す。
同市牧のマックスバリュ桜坂店。三月末のオープン当初から、ばら売りコーナーを常設している。「単身者が多く、家族の構成人数も少なくなった。総菜も九十九円―百二十八円の小パックをそろえています」と竹中真幸(まこう)店長。
県内の人口は減少傾向にあるが、世帯数は増加している。二〇〇九年三月一日現在、百十九万九千六百五人が、四十八万六千百八十四世帯に住んでいる。平均すると一世帯あたり二・四六人。
また、昨年は小麦などの価格が高騰。さらに不況の影響もあって「消費者は無駄なものは買わないという生活スタイルが身に付いた」とみる。
四月に入り、小麦が値下げされるなど、消費者にとっての朗報も。ただ、実際の店頭価格に反映されるのは五月上旬と分析する店が多い。小規格化販売は、まだ続きそうだ。
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