
初当選を果たし、支持者と喜ぶ是永修治氏。右端は妻の庸子さん=12日午後10時5分ごろ、宇佐市内
宇佐市長選は元中津市副市長の是永修治氏(53)が元宇佐市副市長の大園清一郎氏(63)らを大差で破り、初当選を果たした。投票率は74・78%だった。
時枝正昭市長の引退を受けて始まった選挙戦は是永氏と大園氏による事実上の一騎打ちとなった。是永氏は現状からの“チェンジ”を掲げ、「古い政治体質を断ち切る」と市政の刷新を訴えた。「閉(へい)塞(そく)感や停滞感が漂う」と市政に変革を求める声は予想以上に大きく、有権者の期待を集めた。
個人後援会から草の根的に支持を広げ、現市政への批判票を取り込んだ。若さを全面的に打ち出し、幅広い層に浸透した。大園氏を猛追する上げ潮ムードに乗って若年層や浮動層の票も掘り起こし、一万票以上の差をつける圧勝となった。
時枝市長の後継として出馬した大園氏は「これからが本当の宇佐市づくり」と強調。時枝市長の組織をベースに態勢を固め、選挙戦を優位に展開した。しかし、相手陣営の批判などで受け身の戦いを余儀なくされた。是永氏の猛追を危機感に組織の引き締めを図ったが是永氏の勢いを止められなかった。
市内別府の是永陣営では開票作業開始とともに支持者が続々と集結。十二日午後十時すぎ、当選確実の報が届くと「良識の勝利だ」の歓声がわき上がった。是永氏は「市政を変えなければ地域に将来はないという市民の切実な声を聞いた。新しい宇佐を皆さんとつくっていく」と決意を表明した。
大園陣営は午後十時ごろ、貞池冨士生後援会長が敗戦を告げると重苦しい雰囲気に包まれた。選挙事務所に姿を見せた大園氏は「一致団結して政策を訴えてきたが、こうした結果になり、申し訳ありません」と頭を下げた。
公平、公正に運営
是永氏の話 相手陣営の組織力との戦いになったが、市民の手に市政を取り返そうという訴えに共感してもらえた。市を変えてほしいという思いをひしひしと感じた。市政運営は公平、公正で、公開と法令順守を重視し、市民本位の政治を心掛けたい。
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