
当選を決め、支持者の声援に応える西嶋泰義氏。左は妻の秋子さん=12日午後10時半ごろ、佐伯市内
佐伯市長選は現職の西嶋泰義氏(62)が、新人三人を大きく引き離して再選を果たした。旧佐伯市長の佐藤佑一氏(67)、元市議の菅原忠氏(48)、元参院議員の後藤博子氏(60)=国民新党推薦=は懸命に追い上げたが、及ばなかった。
投票率は78・71%。前回(82・59%)を3・88ポイント下回った。
西嶋氏は現職の強みを生かした選挙戦を展開。行財政改革の成果を中心に四年間の実績を強調し、二期目を「合併の総仕上げ」と位置付けた。保革を超えた各方面から推薦を取り付け、後援会も各地区でフル回転。幅広い層で支持を得た。佐藤氏は“反西嶋”を鮮明に打ち出したが、現職批判の風が思うように吹かなかったことが影響。菅原氏は「若さと行動力」をアピールし、世代交代を訴えたが、支持を広げられなかった。後藤氏は大分市出身のため、佐伯市内に支持基盤がなかったことが最後まで響いた。
市内駅前の西嶋氏の選挙事務所には支持者ら約二百人が集まった。十二日午後十時二十分ごろ、テレビに当確を知らせるテロップが入ると、「やったー」と歓声がわき起こった。西嶋氏は拳を高く上げて事務所に入ってきた。広瀬一後援会長、岩本光生選対本部長が「ありがとうございました。西嶋をサポートし、佐伯の市政をつくっていきたい」と呼び掛けた。全員で万歳をして喜びを爆発させた。
再挑戦も及ばなかった佐藤氏は、市内向島のホテルで支持者約六十人を前に「わたし自身の力が足りなかった」と頭を下げた。「残念ながら結果を真摯(しんし)に受け止める。西嶋市政が佐伯市のために遂行されることを祈るばかりだ。きょうをもってすべての政治活動に終止符を打ちたい」と引退を表明した。
成熟させていく
西嶋氏の話 私を押し上げてくれた皆さんに感謝したい。これまでは新市にとって基盤づくりの四年間だった。これからは一歩ずつ、成熟したまちづくりを進めたい。クリーンで公正な政治を行い、市民のための市政を目指したい。
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