
重篤患者を24時間体制で受け入れ
「3次施設」県内4ヵ所目 県北地域中心に患者を受け入れ
別府市鶴見の新別府病院が「救命救急センター」を開設した。急性心筋梗塞(こうそく)や多発外傷、脳卒中などの重篤患者を二十四時間体制で受け入れ、高度な専門的医療を行う県内四カ所目の第三次救急医療施設。市内での開設は初めてで、県北地域の救急患者の重点的な受け入れが可能になるという。
同病院は一九九八年、集中治療室(ICU)六床を設置し、第二次施設として救急医療に携わってきた。センター開設に伴い、新たに十床の設置を進めている。六月からは計十六床のうち十床をICUの後方病床、高度治療室(HCU)として運営する予定。専任医師六人、看護師約三十人で対応する。
同病院ではこれまでICUが満床となるケースが多かったが、増床により、夜間の急患に備えて二、三床の空きベッドを確保できるようになるという。
県内では七八年度、人口百万人当たりに一カ所とされる通常型の救命救急センターを設置した大分市医師会立アルメイダ病院(大分市)が第三次施設に指定された。
県は、医師が過重労働により疲弊していることなどを背景に、第三次救急医療体制の整備や拡充を目指し、三十万人当たり一カ所とされる小規模な新型センター三施設の設置を計画。昨年度の大分大学医学部付属病院(由布市)、県立病院(大分市)に続いて今回、新別府病院が開設した。
中村夏樹院長は「救急患者を断らないのが原則。第二次施設やほかの救命救急センターと連携しながら、県北の救急医療をより充実させたい」と話している。
第3次救急医療施設
複数の診療領域にわたる重篤な患者を24時間・365日体制で受け入れる医療施設。専任の医師が5人以上で、より高度な医療を提供する。外来診療で軽症患者に対応する医療施設は初期救急医療施設、休日や夜間にも輪番などで重症患者を受け入れる医療施設は第2次救急医療施設と呼ばれる。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA