
市販の水切り器なども実験的に導入
ごみ処理施設の効率を低下させる生ごみ中の「水分」を減らすため、津久見市は二〇〇九年度から「コップ一杯水きり作戦」を全市で展開する。策定中の次期「市一般廃棄物処理基本計画(案)」の重要なテーマとして、方針を盛り込んだ。
計画年度は〇八年から十三年間で、内容はごみと生活排水処理の長期的な方向。諮問を受けた「市廃棄物減量等推進審議会」(会長・高野幹也市議)では同案を適正とする一方、生ごみの水分除去を「特に積極的に推進」するよう注文を付け三月上旬、吉本幸司市長に答申した。
同市のごみ処理施設「ドリームフューエルセンター」は、収集した可燃ごみを固形燃料として再資源化するシステム。〇八年度の可燃ごみ処理量は約五千トンで、その中から約三千五百トンの固形燃料が生産された。
しかし、市環境保全課の分析によると、ごみには全体の30%、約千五百トンの水分が含まれていて、乾燥用添加剤と灯油費用だけで約四千万円となっていることが、あらためて分かった。
市では水分除去とごみ減量による処理コストの削減や環境対策のために、水切りの促進に取り組む方針を決定。本年度に「水切り器」を実験的に導入して工夫を重ねる一方、自治会の集会や各種団体などに出向いて理解を求めていく。
市では毎日コップ一杯(百八十ミリリットル)の水切りを市内約八千九百世帯で実施することで、年間約六百トンの水分を削減。できるだけ早い時期に、現行一人一日当たり九百十九グラムのごみ総排出量を八百四十五グラムに削減、処理費用の圧縮に取り組む。
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