県内では食の安全・安心を根底から揺るがす偽装表示事件が相次いで発生。消費者は「一体、何を信用して購入すればいいのか」と不信感を募らせている。
県内では本年度だけでも▽国産牛肉の一部に黒毛和種の個体識別番号を付けて販売(昨年七月)▽中国や韓国産のアサリを国内産として販売(同八月)▽中国産タケノコを国内産として販売(今年二月)―などの産地偽装が発覚。偽装とは別に、由布市内のスーパー鮮魚コーナーで販売したマフグの卵巣による食中毒事件(同二月)も起きた。
今回のハマグリ産地偽装は、生産者が産地情報などを管理・公表し、国が認定する「生産情報公表JAS規格」に準拠しているように見せ掛けるため、産地証明書まで偽装していた。県も「これまで以上に悪質な偽装行為」としている。
続発する偽装表示に大分市内の主婦(42)は「購入する際は産地表示を信じるしかないが、疑いの目で見てしまう」と訴える。県も「県産食品に対する信頼が失墜しつつある。安全・安心の回復が急務」として、三十日に急きょ県民大会を開催することを決めた。県は「偽装表示をしない、させない、許さない機運を県全体でつくっていかなければならない」としている。
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