県は、ドメスティックバイオレンス(DV)対策基本計画を改定した。被害者の保護・相談など支援体制の一層の充実を図ることを目的にしており、二〇〇九年度から一一年度までを計画期間としている。
〇五年度策定の基本計画に沿い、県は現在、地域のDV被害者支援サポーター養成講座や、高校生・大学生を対象とした若年者向け啓発セミナーを開くなどしている。改定した基本計画には、〇八年度までの取り組みに加え、DV被害者への適切な支援と早期発見のため、医療関係者向けに対応マニュアルを作成して研修を実施することや、民間シェルターの設置とその運営への支援などを盛り込んだ。〇九年度以降は、県の相談施設にDV専門相談窓口の開設も検討している。
重点目標には(1)被害者などにかかわる情報の保護(2)夜間や休日の一時保護委託先がない地域で委託先の確保を検討(3)県の配偶者暴力相談支援センター(DVセンター)から被害者などへの情報提供の徹底―を挙げた。
県によると、〇八年に県のDVセンターに寄せられたDVに関する相談件数は二百七十八件。「殴られた」など暴力に関する相談が多く寄せられている。一方、同年にアイネスに寄せられたDV関連の相談は二百四十二件。相談員によると、近年は身体的暴力以外の相談が増えており、「生活費を渡さない」「働きに出させない」など経済的圧力をかけるものや、殴るそぶりをする“威嚇”などがあるという。
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