第一回定例県議会は最終日の二十六日、特別職の人事議案について審議する。小矢文則教育長の再任に同意を求める議案が焦点となる。過半数を占める自民党は賛成の方針とみられ、可決される公算が大きい。ただ、県民の間に県教委汚職事件に関する小矢氏の責任を問う声や広瀬勝貞知事の判断への批判があることから、賛否を議員個々人にゆだねたり、人事案件ではまれな議案質疑に踏み込む会派もある。
議案は二人目の副知事の選任同意案などとともに追加提案される。小矢氏の教育委員の任期は三月末まで。教育長は教育委員が互選するが、再任は教育長の続投含みになる。
自民党(二十四人)の古手川茂樹議員会長は賛否について「二十六日に議案の説明を受けた上で判断する」としている。会派内には当初、小矢氏の再任に否定的な意見もあったが、今は表立った異論は出ていない。
民主、社民両党系の議員でつくる県民クラブ(十四人)は会派としての対応を決めず、自主投票とする方針。内田淳一会長は「誰も(小矢氏が)ベストの人選とは思っていない。任期満了で辞めるべきという声が強い一方で、続投は仕方ないという意見もあり、会派としてまとめるのは困難」と説明する。
公明党(三人)は本会議で議案質疑を予定している。竹中万寿夫代表は「県民にいろんな意見がある。なぜ再任なのか、どのような姿勢で教育改革に取り組むかを知事、教育委員長、小矢氏本人にただした上で賛否を判断する」方針。
無所属の会(二人)は賛成の方針。高村清志代表は「責任を持って教育の再生に努力してもらうことが再任の条件だ」とくぎを刺す。
共産党(一人)は反対討論をする予定。堤栄三氏は「一連の不正の事実解明はできていないし、小矢氏は自分に関する疑惑の真偽も明らかにしていない。これだけ社会問題になった以上は賛成できない」としている。
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