
九州ナノテック光学が独自技術で開発した高機能性液晶フィルム
日出町のベンチャー企業・九州ナノテック光学(馬場潤一社長)が、独自技術で開発した高機能性液晶フィルムの製造を本格化させている。通常時は白濁したシートで、電気を通すと透明に。プロジェクターで映像を映すこともでき、プライバシー保護や宣伝用ディスプレーなど、さまざまな分野に利用できる素材として注目される。
プラスチック製フィルムに液晶を挟み込んだ構造で、薄さは最小○・一二ミリメートル。シート状で加工がしやすく、湾曲した形でも使用可。そのまま窓ガラスに張り付けて使うこともできる。
同社によると、液晶を均等に薄く塗る製法は世界初の技術で、特許を出願中。二〇〇六年、県の「ビジネスグランプリ」で奨励賞を受賞し、昨年から製造を軌道に乗せた。代理店契約を結んだ東京の企業が販売活動を進め、各種展示会でも好評を得ているという。
「オフィスや病院、銀行のATMなどで、必要なときだけ内部を隠す“デジタルブラインド”として使える。車の窓ガラスに使いたいという話もあった。デジタルサイネージ(映像広告)やアミューズメントにも応用できる」としている。
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