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相撲甚句の魅力発信 県内初の師範代に2人

[2009年03月24日 09:37]

イベントなどで相撲甚句の魅力を伝える南次男さん(左)と古沢隆さん

 大分相撲甚句会長の南次男さん(67)=大分市曙台=と、別府相撲甚句会長の古沢隆さん(73)=別府市南荘園町=は昨秋、県内で初めて日本相撲甚句会の師範代になった。初めて実施された試験に合格したもので、師範代は元力士以外では最高位。二人は「相撲甚句の魅力を多くの人に伝え、愛好者を増やしたい」と、イベント会場などで甚句を披露している。

 南さんが相撲甚句を始めたのは二十年ほど前、古沢さんは三十年余り前。いずれも大相撲九州場所などで甚句を聞いて魅せられたのがきっかけ。カセットテープを購入し、自己流で練習を始めた後、竹田市久住町出身の元力士に師事して基礎から本格的に学んだ。
 「相撲甚句は堅苦しいイメージがあるが、実はとても面白いんです」と二人。政界の混乱を風刺して笑いを誘うもの、新築や長寿を祝う内容―など題材はさまざま。プレゼントを贈るように、聴き手のことを考えた歌詞を創作している。
 南さんは招かれた結婚式で、「幸せ一杯こみ上げて、熱い涙がついホロリ」と新郎新婦や親族の心情を詠んだ。古沢さんは大分上野丘高校の前進「第一高女」の同窓会で、「今亡き恩師や級友の、在りし姿を偲(しの)びつつ、米寿卒寿白寿まで」と贈った。
 県内には相撲甚句愛好者の会が五つある。「愛好者は八十人近くいて、全国でも多い県で知られる」と古沢さん。各会員は県内のさまざまなイベントに招かれ、力強い節回しを披露している。
 二人は四月十一日に東京都で開催される全国大会に向けて、自慢ののどに磨きをかけている。「精進を重ねながら、若い愛好家を増やすためにたくさんの舞台に立ちたい」と意気込んでいる。

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