
シャッターが下りる中、客に最後のあいさつをする従業員=20日午後8時10分、大分市中央町
大分市中央町の総合スーパー「大分サティ」が二十日、閉店した。中心商業地で営業を続けて三十五年半、惜しまれながらその役目を終えた。
店内は最後の買い物をする客であふれた。地下食品売り場では食料品がほぼ完売。ほとんどの陳列棚がすっかり空になった。
館内放送で「蛍の光」が流れ始めると、従業員が正面玄関に並んで客を見送った。閉店を惜しむ客らは店の前にとどまり、約百人が営業終了まで見届けた。以前、同店に勤めていたという市内中島西のパート従業員、東由佳理さん(43)は「いろいろと思い出されて…。本当に寂しいですね」と目を潤ませた。
最後に従業員約八十人が店頭に整列し、若杉洋一店長が「三十五年間、ご愛顧ありがとうございました」とあいさつ。客からは拍手がわき起こった。午後八時十分、シャッターが下り、店の歴史を閉じた。
一九七三年九月、「ニチイ大分ショッピングデパート」として開店。九四年四月、現在の店名に改称した。閉店により、中心商業地での買い物の利便性が損なわれると懸念されている。
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