
「練習のつもりで戦って」とエールを送る清国時雄さん
第八十一回選抜高校野球大会に出場する上野丘を中心に高校野球の写真を撮り続け、ナインから喜ばれている人がいる。上野丘OBの歯科医・清国時雄さん(60)=大分市金池南=で、今春は夢舞台・甲子園まで出向いて、いい写真を撮ろうと張り切っている。
清国さんは仕事で症例写真を撮っていたが、次男が少年野球をやったことがきっかけで野球の写真も撮り始めた。高校野球は一九九七年夏、ぶらりと県春日浦球場に足を運んで上野丘の写真を撮ったのが最初。この年、三年生は一人だけでコールド負け。「かわいそうだ。写真で応援できれば…」と考え、それ以来、野球の写真を撮り続けてきた。
撮った写真を清国さんはナイン一人一人編集し、毎年夏の大会が終わった後の退部の際、アルバムにして贈っている。今年で十二年間も続いており、贈ったアルバムは百四十冊にものぼる。ナインも自分でも気づかないような貴重なショットに大喜び。清国さんは「仕事との両立は大変な時もあるが、患者さんも理解してくれている。喜んでもらえることが長続きの最大の要因」という。
夏の大会は上野丘だけでなく、ほかの学校も撮っており、CDにして学校に贈っている。甲子園には二十一日に入る予定。後輩には「普段の練習のつもりで戦ってほしい」とエール。あと十年で夏の大会は百回記念大会。「自分も七十歳。そこまで頑張ってみようと思っている」と清国さん。
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