別府市のNPO法人「自立支援センターおおいた」は、車いす利用者が別府とその周辺を安心して楽しめる観光モデルコースを開発した。「旅先での不安から、旅行をあきらめてしまう障害者や高齢者は多い。お薦めのコースで、気軽に旅を楽しんでもらいたい」と同法人。今後、旅行代理店などと交渉し、来年度の商品化を目指すという。
(写真は旅行プラン作りに向け現地を調査する車いす利用者ら=NPO法人自立支援センターおおいた提供)
国が支援する「地方の元気再生事業」の一環で、地域活性化につなげようと企画した。車いす利用者らが観光スポット、宿泊施設などの設備やサービスを調査。東京、大阪の車いす利用者や介助者のアドバイスも受け、別府に泊まって県内各地を巡る一泊二日の四コースをつくった。
「まち歩き、温泉、地獄めぐりで心まであったかプラン」は別府を堪能するコース。十文字原展望台や明礬温泉を回り、スロープ、入浴用リフトなどを備えた鉄輪温泉のホテルに宿泊。翌日はユニバーサルデザインになっている地獄を楽しむ。
障害者らにとって気掛かりなのはトイレや宿泊施設。駅や飲食店に多目的トイレは増えつつあるが、車いすの大きさによっては利用しづらいケースがある。設備が整っていても、入浴などの際にはヘルパーの手助けが欠かせない人もいる。
同法人は、旅先で利用できる有償ヘルパーの養成に力を入れソフト面でもカバーしていく方針。スタッフの首藤健太さん(24)は「旅先では詳しい情報を得にくい。プランの需要は大いに期待できる」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()