
鉄道ファンに囲まれながら、JR大分駅のホームに入る寝台特急富士=13日午後4時32分
東京と大分を結び、「ブルートレイン」の愛称で親しまれた寝台特急「富士」が十三日、最後の運行日を迎えた。JR大分駅であった発車式には、別れを惜しむ鉄道ファン約千二百人が詰めかけた。発車時刻を迎え、車両がゆっくりとホームを離れると、涙ぐみながら見送る人も多かった。
富士は一九二九年、新橋と下関間で運行していた列車に日本で初めて付けられた愛称。当初は、長崎や博多を結んでいたが、六四年の東海道新幹線の開業に伴うダイヤ改正で、東京―大分間の寝台特急となった。
その後、運転区間を西鹿児島、宮崎と変えてきたが、九七年に再び大分が終・始発駅に。寝台車や食堂車(九三年廃止)などを兼ね備え、飛行機の利用者が増えるまでは、上京時に使う交通機関の“柱”として活躍してきた。
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