
感謝会に向けて練習に励むリーダー役の川津舞紗さん(右端)ら、かみつえ酒呑童子太鼓メンバー
結成二十一年の日田市上津江町の子ども太鼓グループ「かみつえ酒呑童子(しゅてんどうじ)太鼓」が、メンバーの中学生四人の卒業とともに活動を休止する。十四日の感謝会と、市内二カ所でのイベント出演が“最後”の舞台。「支えてくれた多くの人に感謝の気持ちを伝えたい」。練習にも力がこもっている。
同グループは一九八八年に小学生の女子児童五人で結成。町内の酒呑童子山にまつわる昔話をモチーフにした「酒呑童子ものがたり」(四部作)や「津江の風」「弾み」「ひびけ!」などの創作太鼓で、レパートリーの十三演目のほとんどが自分たちで作ったオリジナル。年に二十数回イベントに参加し、これまでに海外公演やプロとの共演を果たしてきた。子ども太鼓の“草分け的”な存在で、山間部の小さなグループながら自主性を大切に活発に活動。二十一年間で五十一人の子どもが参加した。
現メンバー五人のうち四人が今春中学校を卒業したため、いったん活動を休止することに。週一回続けていた練習も残りはわずか数回。リーダー役の川津舞紗さんは「これまでいろんな経験をした。知り合えた皆さんのためにも最後まで頑張りたい」。ほかのメンバーも「笑顔で楽しみたい」「感謝の気持ちを込める」などラストステージに向けて張り切っている。
二十一年間、指導に当たった町内の主婦井上裕子さん(57)は「自主性を大事に“人づくり”と思い取り組んできた。形は変わるだろうが、これからも太鼓を通して何かを伝えたい」と話している。
十四日は関係者を集めて感謝会を開催。十五日は天瀬公民館まつり、二十一日は子どもフェスティバル(パトリア日田)に出演する。
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