県立看護科学大学(大分市)の二〇〇九年度入試を受けた県内の女性の成績開示請求に対し、大学が学生募集要項に記されている開示内容の「総合得点と順位」を伝えなかったことが七日、分かった。大学は女性の抗議を受けて筆記試験の得点を明らかにしたが、面接を理由に不合格としたため「順位はない」としている。
女性が受験したのは一般選抜前期日程。選抜方法はセンター試験、大学の総合問題と面接、調査書の内容。二月二十五日、二時間の筆記試験と五分間の面接があった。女性は不合格になったため得点と順位を確認しようと開示開始の六日午前、大学を訪れた。試験結果を尋ねたところ、担当者は「面接で不合格だったため筆記試験を採点しておらず、成績と順位が出ない」と説明した。大学の学生募集要項によると、個人成績の開示は本人に対し口頭で、総合得点と順位を示すことになっている。
女性は大学側の回答と募集要項との矛盾について抗議。大学は「採点はしていた」と回答を変更し、特例として点数を七日に郵送したが、順位は伝えていない。
女性は「選抜方法は総合的に評価するとあり、得点と順位を開示することになっている。面接だけで判断して順位がないのは納得できない」と言う。
一方、大学は「面接が理由で不合格だったため、点数を言うと誤解を招くと思った。当初の対応に誤りはあったが、指摘を受けてから採点したわけではない」と説明。入試委員長の甲斐倫明・大学院研究学科長は「面接試験をどう扱うかは大学の方針。パーフェクトではないかもしれないが、一定のシステムでやっている」と話している。
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