大分のニュース

天国のあっこと卒業 遺影、級友に抱かれ

[2009年03月04日 09:36]

昨年亡くなった大崎耀子さんの遺影を囲むクラスメート=3日午後、楊志館高校

 大分市の楊志館高校(河野成美校長)の卒業式が三日あり、昨年十月二十九日に上咽頭(いんとう)がんのため十七歳で他界した大崎耀子(あきこ)さん=福祉科三年、同市松が丘=の遺影が友人に抱かれて“出席”し、卒業証書を受けた。
 大崎さんは生前、三年W組に在籍。野球部マネジャーを務め、「あっこ」の愛称で親しまれた。
 式は体育館で行われた。大崎さんの遺影は、W組ルーム長の山際あかねさん(18)の胸に抱かれて入場。卒業証書授与では、担任で野球部監督の宮地弘明教諭(37)が「大崎耀子」とはっきりと名前を読み上げた。
 式後、教室で宮地教諭が「わたしたちは一生、あっこのことを忘れません」と大崎さんの母親(55)に証書を手渡した。母親は「卒業証書をもらえるなんて夢のよう。あっこも喜んでいると思う」と涙ながらに話した。
 大崎さんは闘病中、クラスの仲間と一緒に卒業したいと話していたという。四十人のクラスメートから「生前の願いをかなえてあげたい」「あっこと一緒に卒業したい」という声が上がり、学校側も特別に卒業証書を用意した。

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