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チョウザメ養殖に挑戦 地域活性化の目玉に

[2009年03月04日 09:05]

養殖するチョウザメの成長を確かめる橋本幸則さん=佐伯市蒲江

 希少性・高価格から“黒いダイヤ”と形容されるチョウザメの卵、キャビア。そのチョウザメが佐伯市で養殖されている。県内では珍しい事例に、地域活性化の目玉になるか期待が集まっている。

 佐伯市中心部から車で三十分ほどの漁師町、蒲江西野浦。屋内の水槽で、名称の由来となった「チョウ」模様を体に並べたチョウザメたちが元気いっぱいに泳いでいる。
 養殖に取り組むのは丸二水産社長の橋本幸則さん(39)。二〇〇五年六月から養殖を始め、オオチョウザメ(ベルーガ)とコチョウザメの交雑種「ベステル」を千匹ほど育てている。
 当時、病気だった母親にキャビアを食べさせてやりたいとの思いから始めたという。しかし、国内での養殖事例は少ないことから、本格的な飼育マニュアルは皆無。図鑑やインターネットで調べながら、試行錯誤の養殖を続けてきた。
 餌はタイ用のものに油を加え、カロリーを高めた。健康状態は他魚種での養殖経験を基に、餌の食べ具合、フンの色や形などから推測。「今も手探りだが、毎日観察しているためか、体調の異変は分かるようになりました」と橋本さん。
 そうした苦労が実を結び、今では体長一メートルを優に超す大型の個体も育つまでになった。
 キャビアが取れるまで、平均七年ほどかかるとされる。橋本さんは「販売できるまでになるかは別として、成長していくのが楽しみ」と笑顔で話す。チョウザメは一般公開もしている。

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