
豊後二見ケ浦の雄岩(右)と雌岩の真ん中から昇る 「だるま朝日」=2日午前6時40分すぎ、佐伯市上浦
日の出の名所として知られる佐伯市上浦浅海井浦の「豊後二見ケ浦」ではこの時季、雄岩と雌岩の真ん中から太陽が昇る。二つの岩の真ん中からの日の出が見られるのは、一年のうち、三月上旬と十月上旬の限られた期間だけ。その瞬間をカメラに収めようと、二日朝も県内外から多くの写真愛好家が集まり、熱心にシャッターを押していた。
二日午前六時四十一分の日の出は、風も雲もない“撮影日和”だった。佐伯市上浦の豊後二見ケ浦そばの国道217号に架かる浅海井橋付近では、地元住民も「絵に描いたような日の出。めったに見られない」と手を合わせて見つめた。
カメラマンにとって、長さ六十五メートルの大しめ縄が張られた雄岩と雌岩の間の水平線から太陽が昇る瞬間は最高のシャッターチャンス。岩が沖合にあるため、“カメラアングル”は限られる。日の出の位置は年間を通じて毎日少しずつ変化するので、撮影に最適なのは春と秋、年二回の時季に限られる。
北九州市から来た野村光義さん(70)は「撮影場所を確認して津久見に宿泊した。初めて来たが、本当に素晴らしい」と感激した様子。この日は、太陽光の屈折によって水平線から昇る太陽が、だるまのように見える「だるま朝日」となり、近くに住む元上浦町議の松村輝博さん(73)は「二十年以上、撮り続けているが、きょうの日の出は最高だった」と、にっこり笑った。
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