
検定で最高級の評価を受けた種雄牛「勝福平」
県農林水産研究センター畜産試験場(竹田市久住町)が所有する種雄牛「勝福平(かつふくひら)」が、優れた子牛を生産する能力が高いとして、全国和牛登録協会の検定で最高級の評価を受けた。発育が良く肉量、肉質共に非常に優れているのが特長。今後、肉牛の生産や育種改良に用い、豊後牛ブランドの向上につなげる。
県は「久しぶりに“スーパー種雄牛”が出た」として、豊後牛の一時代を築いた種雄牛「糸福」に匹敵するとも期待している。
検定は種雄牛の産子を調べて能力を測る「現場後代検定合同調査会」(十六、十七日・神戸市)。全国十三県の若い種雄牛十六頭で、肉質など七項目の成績を競った。
勝福平は出品した産子四頭の平均値で、発育の早さ(食肉解体二七・一月齢)、肉質(五等級100%)、枝肉重量(五一五・八キロ)、霜降りの程度(BMSナンバー九・五)の四項目で一位を獲得した。
特に、現在の大分県を代表する種雄牛「寿恵福(すえふく)」の子の雌牛と交配させた牛は、出品産子五十四頭の中で最高の枝肉価格百三十二万七千六百五十五円(五四一・九キロ)を付けた。
勝福平の血統は「気高系」。県内には糸福や寿恵福の「糸桜系」が多く、交配の自由度は高い。検定の結果を受けて種雄牛として本格デビューし、既に約二百件の注文が寄せられているという。子の肉が市場に出るのは二、三年後になる。
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