
清掃センターの業務を体験する永松翔君=臼杵市
臼杵市は本年度、知的障害のある臼杵養護学校生徒の職場体験を受け入れた。知的障害のある生徒の職場体験を受け入れている県内の自治体はまだ少なく、同校教諭は「行政機関での就労の機会が広がれば」と期待を寄せている。
臼杵養護学校では就労意識を育てるキャリア教育の一環として、校外の事業所や福祉施設などでの職場体験実習を実施している。高等部では二、三年生が前・後期の年二回二週間ずつ、一年生が年一回一週間実習をする。実習先はスーパーや菓子店、福祉施設など。本年度から、同市役所も実習生を受け入れるようになった。
市役所では前期(六月九日―同二十日)に二年生の女子生徒を一人受け入れた。後期(一月二十六日―二月六日)は二年生の永松翔君を受け入れ。永松君は期間中、市内の自宅から市役所まで自転車で通い、清掃センターやほんまもんの里農業推進センター、国宝臼杵石仏などで市職員の仕事を体験した。
清掃センターでは運ばれてくるごみを分別するなどした。「仕事は大変だった。一日が早かった」と永松君。一緒に仕事をした同センターの佐藤義人さんは「最初は何をしていいか分からない様子だったが、二週間後には自主的に動けるようになった」と話した。
県内自治体での知的障害者の雇用は、県は本年度、大分市が新年度から嘱託職員を採用している。職場体験の受け入れをしている自治体はまだ少なく、同校の進路指導担当教諭は「臼杵市役所が実習生を受け入れてくれたことに感謝している。今後も行政機関にお願いしながら、生徒の就労の機会を広げていきたい」と話している。
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