
長田容疑者方に家宅捜索に入る東京地検特捜部の捜査員=17日午前10時ごろ、佐伯市蒲江
巨額な脱税事件の全容解明に向け、東京地検特捜部が十七日午前着手した関係先の家宅捜索。事件を主導し、キヤノン関連施設工事の“陰の仕切り役”だったという大賀規久(のりひさ)容疑者(65)の逮捕からちょうど一週間。県内では、大賀容疑者が社長を務める大分市のコンサルタント会社「大光」の事務所などに捜査員が入り、関係資料を押収した。
午前十時。大分市丹生にある大光の事務所に五人の捜査員が到着。ショルダーバッグを持ち、次々に中に入った。事務所の敷地を囲う柵には「関係者以外立ち入り禁止」の看板が取り付けられ、窓はすべてブラインドが下ろされていた。
大分市中島中央の閑静な高級住宅街の一画にある大賀容疑者の自宅は午前十一時二十分ごろ、十人の捜査員が捜索を開始した。周囲に防犯カメラも配備されたひときわ目立つ“豪邸”に捜査員が入った。
大賀容疑者の郷里である佐伯市では、同じく法人税法違反の疑いで逮捕された大光の元取締役で元県議会議長の長田助勝容疑者(80)の自宅で午前十時、捜索が始まった。かばんを手にした八人の捜査員が門扉を開けて、玄関から自宅に入った。
同日午前、大分市のキヤノン施設の用地造成を鹿島に発注した県土地開発公社に捜査員が姿を見せることはなかった。
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