
町報を音訳するボランティアを続けている片山道子さん(左)と工藤優子さん
日出町が目の不自由な町民に、町報「ひじ」を音訳したテープを届ける「声の町報」。音訳は片山道子さん(73)=町内佐尾=と工藤優子さん(71)=町内藤原自然郷=が、ボランティアで二年以上続けている。しかし利用者は現在二人しかいない。「町報には役立つ情報がいっぱい。ぜひ多くの人に利用してほしい」と呼び掛けている。
片山さんは一九九二年に、工藤さんは一九九四年に県点字図書館で音訳奉仕者養成技術講習を受講。その後は二人とも「同図書館点訳・音訳の会」に所属し、音訳のボランティアをしている。
町報の音訳は目の不自由な人に町政のさまざまな情報を届けようと、二〇〇六年八月に始めた。
毎月末の水曜日に翌月の町報を役場で受け取り、何を録音するかなどの目次を作って録音。校正し、翌週の月曜日にはテープを役場に届ける。テープは町がダビングして利用者に送っている。
工藤さんは「限られた時間で仕上げるのが大変。利用者から反応があるのでやりがいがある」、片山さんは「利用者が少ないのが少し残念だが、利用者がいる限り頑張りたい。勉強になることも多い」という。
視覚障害者として県が障害者手帳を交付している町内在住者は九十五人(昨年三月現在)。声の町報は視力が弱ったお年寄りなども利用できる。
二人は仲間と一緒に、視覚障害者から申し込みがあれば、万里図書館や町保健福祉センターに出向いて本を読む朗読ボランティアにも応じる。〇四年から呼び掛けているが、これまで申し込みはないという。
二人は「町内で音訳ボランティアの活動はあまり知られていないようだ。必要としている人に利用してほしい」と話している。
問い合わせは町総務課(TEL0977・73・3150)まで。
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