
老朽化が進む千部火葬場
豊後高田市内の火葬場は老朽化が進み、早期の建て替えが長年の課題となっている。同市来縄の千部火葬場は火葬炉などの故障も続き、二基のうち一基の運転を停止。昨年十二月の市議会定例会で、市は新火葬場の建設候補地として、同火葬場近くの山林を選んだことを明らかにしたが、建設のめどは立っていない。
新火葬場の建設は、市内三カ所にある火葬場を一カ所に統合する計画で、市町合併前からの懸案事項。市は二〇〇七年八月に市火葬場建設候補地選定委員会(会長・永松博文市長、十四人)を設置し、同九月と昨年一月の二度にわたって候補地を選定したが、いずれも地元住民の反対運動などで建設用地の取得までに至らなかった。
市は昨年十二月、再び選定委を開催。これまでの候補地と新たな候補地の計六地区から二地区を絞り込み、千部火葬場から約二百メートル離れた山林を「最適地」とした。市環境課は「今後は千部を最優先に計画に取り組みたい」とし、永松市長は「最重点課題。地元に協力をお願いし、早急に建設用地を確保したい」と話している。
旧市町ごとにある火葬場は千部が一九七二年、真玉(市内中真玉)は六六年、香々地(市内香々地)は九一年にそれぞれ設置された。老朽化が進んでいる上、手狭で待合室などがなく、火葬時の不具合などが指摘されている施設もある。〇六年度の火葬は千部が二百八十五件、真玉が六十九件、香々地が五十件だった。
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