二〇〇八年に別府市を訪れた外国人旅行者(宿泊者)は二十二万七千八百六十八人と、過去最高を記録した〇七年より7%、約一万七千二百人減ったことが市外国人旅行者受入協議会のまとめで分かった。円高ウォン安などの影響で、韓国からの旅行者が大幅に減ったのが主な要因。特に十二月は前年同月比51・1%減と大きく落ち込んだ。
立命館アジア太平洋大学の協力を受け、市内の主なホテル・旅館計二十七施設に宿泊した外国人旅行者数をまとめた。
一―五月の宿泊者数は前年同月を上回り、上半期(一―六月)は前年比9・3%増となった。だが、十五カ月ぶりに減少に転じた六月以降は、二けたの減少が続いた。
国・地域別に見ると、最も多いのは韓国の十七万八千十四人で、全体の78・1%。〇七年に初めて二十万人を超えたが、前年比約二万九千百人(14・1%)の減少となった。次いで▽台湾 一万九千九百八十人(22・9%増)▽香港 五千五十六人(22%増)▽米国 三千九百七十九人(87・2%増)。消費総額は市内で計約四十二億円と推計している。
市内の宿泊施設にとって、韓国人旅行者の減少は痛手。ホテル関係者の一人は「(中学校の学習指導要領で)竹島を日本の固有領土とした問題などもあり、年間で二、三割ほど減った。日本人宿泊者だけではカバーしきれないので、韓国人の宿泊料金を一割ほど安くするなどの対策を取っている」と話す。
同協議会は外国人旅行者を増やしていくため、「今後、ほかの観光地との差別化、観光資源のブランド化などを明確にし、対象を絞った宣伝誘致策の展開が必要」と提案している。
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