大分のニュース

医学ジャーナリスト・植田美津江氏が講演

[2009年02月13日 09:31]

植田美津江講師

 大分政経懇話会二月例会が十二日、大分市のトキハ会館で開かれた。医学ジャーナリストの植田美津江さんが「現代に活かす戦国武将の健康力」と題して講演した。
 植田さんは一九五八年、福岡県出身。名古屋市立大学看護学校を卒業。愛知医科大学医学部でエイズ予防、公衆衛生などを研究し、二〇〇四年、医学博士号を取得した。〇六年に独立し、医学ジャーナリストとして活動している。「健康力―戦国武将たちに学ぶ―」など著書多数。
 平均寿命が三十五―四十歳だった戦国時代で、健康で長生きだったのが徳川家康。五十歳ほどで亡くなった上杉謙信や武田信玄の生活と比較しながら、「たばこ嫌い、粗食で麦飯を好んで食べていたのが長生きした理由と考えられている」と話した。
 同じく長生きだった伊達政宗が毎日、自分で脈をはかり、行水をして健康を気遣っていたエピソードなども紹介した。
 当時と現代は病気に対するとらえ方が違ったという。「決定的な違いは武将たちがあの世を強く意識し、現世で潔く死ぬことを考えていたことだ。それが極楽に行く前提だった。私たちも、そう考えて生きることは悪くない」と話した。
 臼津会場は十三日正午から、臼杵市の喜楽庵で開かれる。(講演要旨は14日付朝刊に掲載)

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