
2月に公演している「劇団華月」の芝居
杵築市中心部に大衆演劇を上演する「衆楽観」がオープンして一カ月余りが経過した。開場一カ月間の観客数は約二千五百人で、滑り出しは上々。運営に当たる指定管理者「千咲」の矢野公一社長(42)は「珍しさが薄れていくこれからが勝負」と気を引き締めている。
衆楽観は、大正時代の酒蔵を改修したもので、大衆演劇の公演をメーンに運営するユニークな施設。武家屋敷や杵築ふるさと産業館との間で観光客の流れを創出しようと、市が二億三千万円余りを投じて整備した。
一月一日にオープンし、杵築市を本拠地に活動している「藤千代之助劇団」が一カ月間にわたり公演した。一日二回公演となる週末や祝日には、観客が二百人を超える日もあり、高齢者や女性を中心ににぎわった。
演じる劇団は月替わりで、二月は「劇団華月(かづき)」が熱演中。三月は「劇団梓(あずさ)」、四月は「劇団東雲(しののめ)」が公演する予定。
衆楽観では観劇と食事のセットプラン(一人二千五百円)の販売を十一日から始めた。
矢野社長は「多くの人に来ていただき、ありがたい。大衆演劇をきっかけに杵築の中心市街地に活気を取り戻したい。若い人にも、芝居を楽しんでほしい」と話した。
入館料は高校生以上千五百円(前売り千三百円)、中学生七百円、小学生五百円。月―木曜は昼公演(午後一時半)のみ、金―日曜と祝日は夜公演(午後六時半)が加わる。問い合わせは衆楽観(TEL0978・66・1112)まで。
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