
経済産業省の近代化産業遺産に認定された豊後森機関庫=6日午後、玖珠町
日本の近代化に貢献した歴史的な建物などを認定する経済産業省の「近代化産業遺産」が六日、発表され、県内から豊後森機関庫の「扇形機関庫」と「転車台」(玖珠町)など五カ所が選ばれた。
「産業遺産」は幕末から昭和初期にかけて近代化に貢献した建造物、機械などを認定する制度。二〇〇七年の第一次認定で鯛生金山(日田市)など全国五百七十五カ所を認定。今回は四十三都道府県の五百四十カ所が選ばれた。
今回、県内から選ばれたのは、「扇形機関庫」と「転車台」のほか、「竹瓦温泉」と「竹瓦小路木造アーケード」(別府市)、佐伯市の「水ノ子島灯台」。
豊後森機関庫は一九三四年から七〇年まで使用。機関車の向きを変える「転車台」を中心に十二両を収容する扇形の機関庫がある。扇形機関庫としては九州で唯一現存し、日本最大級の規模。
別府市営「竹瓦温泉」は別府八湯のシンボル的存在。一九三八年に建設された現在の建物は唐(から)破(は)風(ふ)屋根の玄関など個性的な外観を持つ。その竹瓦温泉と流川通りを結ぶ「竹瓦小路木造アーケード」(長さ約七十メートル)は一九二一年に完成し、国内では最も古い木造アーケードとして知られている。
豊後水道の水ノ子島灯台は一九〇四年に初点灯。石造灯台としては全国二番目の高さを誇る。
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