
樋の口から出てきた新鮮な酒をひしゃくで瓶詰めする酒店主ら=4日、国東市国東町の萱島酒造
立春の朝に蔵元で搾った新鮮な酒で、春の訪れを感じてもらうイベント「立春朝搾り」が四日、国東市の萱島酒造であった。県内外から集まった十三酒店の店主らが生まれたての特別純米生原酒を樋(ひ)の口から、ひしゃくを使って一つ一つ丁寧に瓶詰め。その日のうちに料亭や居酒屋、予約のあった家庭などに届けた。
「立春朝搾り」は日本名門酒会に加盟する全国三十九の蔵元が立春に実施している。寒い時季に酒を造る「寒造り」では、寒の入りに仕込み始めた酒が立春のころに搾りの時を迎える。
この日は早朝から宮崎県や福岡県など県内外の酒店主らが集まり、搾りたての酒が入った四合瓶を手際良く箱詰め。祭壇で無病息災、家内安全のおはらいをした後、さっそく配達に出発した。
出荷予定の二千三百本はすべて限定予約販売。萱島酒造ではことし三年目の取り組みだが、一店で昨年の五倍となる約六百本の予約を受けた酒店もあるなどリピーターが年々増えている。萱島進社長は「普段は決して飲めない特別な酒で、春の訪れを祝ってほしい」と話している。
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