
県立図書館に飾られている生け花と、生けた小野由夏さん
大分市駄原にある県立図書館の二階中央カウンターに、いつもきれいな生け花が飾られている。生花店から季節の花の提供を受けて、生け花の指導者や生徒が開館から十三年余り、毎週生け続けている。生け花を楽しみにしている来館者も多く、生けている人との触れ合いも生まれている。
生け花の提供は、同図書館が現地に移転、オープンした一九九五年にスタートした。「新しい図書館に、来館者が憩うオアシスのような空間をつくりたい」と、生け花を指導している浮木磯子さん(75)=同市にじが丘・顔写真=と親しくしている市内の生花店経営者との思いが合致したのがきっかけだった。
以来、生花店から毎週提供される四季折々の花を使って、浮木さんが生け始めた。しばらくして、浮木さんが多忙になったこともあり、弟子へとバトンタッチ。さらに、先輩から後輩へと受け継がれて現在は小野由夏さん(38)=同市永興=が担当している。
小野さんは生け花を習い始めて三年。図書館で生けるのを任されたのは二〇〇七年の七月末からで、「生けていると花に癒やされるので楽しい。花を生ける機会を提供してもらって感謝している」と話す。
山田修治館長は「長年、ボランティアで生けていただき、感謝の気持ちでいっぱい」と話す。カウンターには、図書館職員が〇七年から撮影している生け花のアルバムが置かれている。
小野さんは来館者から「来週の花は何ですか」などと声を掛けられることが増えたという。「多くの人が見てくれていることを実感できてうれしい。これからも頑張ります」とにっこり。
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