
子どもたちを犯罪から守ろうと、地域の自主防犯活動が高まっている
県内で不審者による子どもへの声掛け事案の件数が減っていることが、県警のまとめで分かった。地域の自主防犯活動の高まりや、県警のメール配信システム「まもめーる」をはじめとする犯罪情報の提供など、子どもたちを犯罪から守る取り組みが効果を上げ始めたのではないかと県警は分析。「子どもが被害者となる事件が一件でも起きないよう、学校や地域、関係機関との連携を、さらに深めたい」としている。
県警は声掛け事案が、凶悪事件につながる恐れもあるとして警戒を強めている。県警生活安全企画課によると、各警察署などに届け出があった十五歳以下への声掛け事案は、二〇〇六年は二百一件だったが、〇七年は百七十件、〇八年は百十三件に減っている。
〇八年の発生状況を見ると、午後三時台が最も多く、十八件。同五時台が十七件、午前七時台が十四件と、登下校時に集中している。年齢別では七歳が二十人、八歳が十三人、九歳と十四歳、十五歳がそれぞれ十二人。状況別では、単なる声掛けが七十八件、下半身などの露出が十件、追い掛けが六件だった。
県警安全・安心まちづくり推進室の姫野次生室長は「数字的には減っているが、警察に届け出をしていない案件もあるのではないか。昨年も百件以上起きており、決して油断はできない。声掛け事案をなくすためには、警察の力だけでは限界があり、地域や学校、保護者らの協力が不可欠」と話している。
<ポイント>
まもめーる 県警が登録者のメールに▽声掛けの発生や不審者情報▽悪質商法の被害や車上狙いなど被害防止情報▽重大交通事故の発生状況―などを配信する。06年7月から運用を始め、2万1000人以上が登録している。登録は無料。
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