
現行の路線体制を継続する方針だが、17路線を対象に一部コースの見直し、バス停の移動・新設を実施する予定
由布市はコミュニティーバスの2008年の路線別利用者状況をまとめた。全32路線の総利用者数は延べ6万2604人で、前年と比べて約5%増加した。ただ、当初は旧町間の往来の活発化につながると期待された挾間、庄内、湯布院の各地域を結ぶシャトルバスは、一便平均の乗客数が5人以下と低迷しており、抜本的な改善が急務となりそうだ。
市は公共交通機関がない“交通空白地”を解消し、市民の移動手段を確保するため、〇七年一月からコミュニティーバス事業を開始。昨年は▽三地域の周辺部と各市庁舎を結ぶ二十五路線▽スクールバス五路線▽シャトルバス二路線(挾間―庄内、庄内―湯布院)―を運行した。
利用状況を見ると、事業全体では一日平均二百七十七人(昨年十二月集計分)が利用している。路線によってばらつきがあるが、利用率が最も高かった“優良路線”は湯平線(市湯布院庁舎―湯平地区)で、一便当たり平均約二十人が乗車。一方で、年間を通して三人未満が三路線あった。
また、三地域をつなぐシャトルバスは運行開始以来、苦戦が続いている。二路線とも中型バス(座席数二十五)を使用しているが、空席ばかりが目立つ状態。市総合政策課は「始発時刻の見直し、他路線との連結の充実など、踏み込んだ工夫、対策が必要」と思案顔。
市は新年度も現行の路線体制を継続して運行する方針だが、十七路線を対象に一部コースの見直し、バス停の移動・新設を実施する予定。
首藤奉文市長は「コミュニティーバスは市民に浸透し、利用者も増加傾向にある。今後はシャトルバスを含めて、市民の目線でより利用しやすい運行形態を検討したい」と話している。
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