
映画「ご縁玉」のパンフレット
おおいた女性倶楽部“萌”の特別映画試写会が三日、大分市の「シネマ5」であった。会員五十三人が、昨年十一月二十一日、乳がんで亡くなる直前まで命の大切さを訴え続けた山田泉さんと、フランスのチェロ奏者の男性との交流を描いたドキュメンタリー映画「ご縁玉」を観賞した。
山田さんは豊後高田市などで養護教諭をしていた。二〇〇〇年に乳がんを発症。自らの体験から「いのちの授業」を始め、子どもたちに「生きる強さ」を伝えた。再発、再々発を繰り返し、退職した後も痛みをこらえながら、全国各地で“授業”を続けた。
映画は、山田さんが人生最後の旅行として訪れたパリで偶然に出会ったチェロ奏者のエリック・マリア・クテュリエさんとの音楽を通した触れ合いを描いている。言葉も通じない二人だが、「五円玉」がつなぐ不思議な縁で結ばれ、きずなを深めていく。
昨年十一月に大分市で初めて上映され、最終日を見届けるように山田さんは亡くなった。
上映後、大分市の会社員女性(52)は「国が違い、年代が違っても人は心でつながっていけるんだと感じました」。国東市の主婦、清原郁美さん(40)は「山田さんのことは報道や本を読んで知っていましたが、映像で見せてもらい、あらためてすてきな人だと思いました。人の優しさが心に響きました」と感想を話した。
7日からアンコール上映
アンコール上映が7日から、シネマ5で始まる。27日まで。初日は午前9時55分から、江口方康(まさやす)監督と、山田さんの夫真一さんの舞台あいさつがある。上映は午前10時と午後6時20分からの1日2回(14日以降は時間変更)。問い合わせはシネマ5(TEL097・536・4512)。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA