
平和市民公園の多目的広場。給水タンクや備蓄用倉庫を設置し、市中心部の避難拠点として災害に備える
大分市は新年度から、平和市民公園の多目的広場を災害時の避難場所として整備する。緊急時の飲料水や食料を確保するため、貯水型給水タンクや備蓄用の倉庫を設置する。一九九五年の阪神大震災を教訓に、全国的に公園を避難拠点として再整備する自治体が増えている。県内では別府市内に同種の公園が二カ所(別府、海門寺両公園)ある。
広場の面積は約二万二千平方メートル。市は災害時には約三千人を収容できると試算している。給水タンクは耐震性で百トンの飲料水を蓄える能力があり、一万人が三日間利用することを想定している。備蓄用倉庫には薬品や毛布、保存食などを備える。災害時に仮設トイレを設置するための地下槽も整備する。
二カ年計画で、新年度に設計に着手し、二〇一〇年度から工事を始める。事業費は約一億円を見込んでいる。
三浦盛久都市計画部次長兼公園緑地課長は「市中心部に災害時に大勢の市民が避難できる施設がなく、対応策が課題だった。市内各地に避難拠点となる設備を持つ公園を整備するため、防災計画の策定にもできるだけ早急に取り組みたい」と話している。
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