
中村一路さん(左)が会員6人を指導
謡曲の一派、「豊後金春(こんぱる)流」の新年謡(うた)い初め会が、大分市鶴崎の毛利空桑記念館「天勝堂」であった。主催は、昨年十一月に発足した「豊後金春流準備会」(北川徹明会長代行、二十人)。会員六人が、肥後金原流十三代の中村勝さん(70)=熊本市、息子でプロデビューを間近に控えたシテ方、中村一路さん(34)=東京都=の指導を受けた。
一路さんは謡曲「四海波」の手本を示し、「地面に響くように声を出すこと」などと指導。参加者は一路さんの後に続いて一節ごとに声を出し、熱心にけいこした。
金原流は肥後藩の領主、加藤清正公が好んだと伝えられる謡曲の一派で、江戸時代には鶴崎を含む大分市東部に広まったと伝えられる。中村家の九代・中村如斉は幕末、鶴崎に郡代として赴任していた。
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