
ひな人形を飾り付け…「25年たつと思うと感慨深い」と草野康子さん
日田市の観光地、豆田町にある草野本家はことし、家に代々伝わるひな人形を公開する「枡屋(ますや)お雛(ひな)まつり」を始めて二十五周年を迎える。十五日から市内の豆田、隈地区で始まる「天領日田おひなまつり」に合わせて公開するため、飾り付けに精を出している。
草野本家は江戸時代、「枡屋」の屋号で製ろう業や幕府の公金を扱う掛屋を営んだ商家の大店(おおだな)。家に生まれた女の子のために、歴代当主が求めた享保年間から明治時代までのひな人形計百七十八体を保存している。
枡屋お雛まつりは、現館長の草野康子さん(54)の義母の覚(かく)さん(89)が一九八四年、豆田町で町おこしをしていた若い人たちに頼まれて公開したのが始まり。ひな人形の公開はその後、豆田と隈地区に広がり、現在は「天領日田おひなまつり」として県内外から多くの観光客を集めるようになった。
メーンの展示会場は、県指定有形文化財の屋敷にある二間続き二十畳の部屋。康子さんとスタッフが、箱にしまってあった人形や小道具を取り出し、顔の角度を微調整しながら、飾り付けていた。
康子さんは「二十五年たつと思うと感慨深い。ここでひな人形を公開したことがもとになり、地域の人たちの努力で豆田が年間を通して観光客が歩く町になった」と話していた。
二月十四日にプレオープンし、三月二十二日まで公開する。入場料は大人五百円。期間中、二十五周年の記念品を配布する。
二月十一日の上町通り無電柱化工事完了イベントに合わせて同日のみ無料公開する。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA