
試作したカーナビのフロントフレームを手にするトライ・ウッドの井上伸史社長=30日、日田市
日田市上津江町の総合林業会社「トライ・ウッド」(井上伸史社長)と自動車メーカー富士重工業(本社・東京都)は三十日までに、木質プラスチックを使った自動車部品を共同研究することで合意した。実用化を目指して、品質やコスト、量産といった課題解決に向けた試験研究をしていく。
研究対象の木質プラスチックは、おがくずを高温・高圧で蒸して乾燥、粉砕し、石油系樹脂と混ぜ合わせて製造する。実用化の共同研究を既に実施しているトライ・ウッドなど四者に、富士重工を加えた五者で取り組む。
先行研究で、木質プラスチックの自動車部品は引っ張りや曲げに対する強度の基準をクリアした。一方で、わずかに残る木が焦げたようなにおいやコストなどの課題が残っている。
トライ・ウッドによると、においは塗装による解決の方向性が見えており共同研究では、その実証やコストダウン、耐候性試験などに取り組む。これまでにカーナビのフロントフレームなどを試作し、塗装試験をしている。
井上社長は「自動車メーカーに関心を持ってもらったので、実際に使えるように努力して研究したい」と話している。
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