大分労働局は三十日、昨年十二月の県内の雇用情勢を発表した。有効求人倍率(季節調整値)は○・六四倍で、二〇〇三年六月(○・六三倍)以来五年半ぶりの低水準となった。
非正規労働者の大量解雇などの影響で、有効求職者数(二万七千三百十八人)が前月に比べて8・2%増えたことが要因。有効求人数(一万七千四百六十六人)は1・5%増えたが、求人倍率の下げ止めにはつながらなかった。
有効求人倍率は前月から0・04ポイント低下。下落幅は九州内で最も大きかった。有効求人倍率の九州平均は○・四九倍。
労働局は「景気の急激な減速により、製造業で生産、雇用調整の動きが広がっている。ハローワークの窓口もかなり混乱した」と説明する。一月以降の見通しについては「雇用調整助成金の活用申請が増えている。一月は求職者がさらに増えている」と、一月以降、雇用情勢がさらに悪化する恐れを示唆した。
新規求人数を前年同月と比べると20・5%の減。業種別では製造業(59・7%減)、人材派遣業などを含むサービス業(37・9%減)が大きく落ち込んだ。
昨年十月から三月までの半年間で、解雇や契約満了などとなった非正規労働者(解雇見込みを含む)の数は十二月調査の二千五百十一人から五百九十八人増え、三千百九人となった。下請け企業で働く労働者が主だが、業種は拡大しているという。
安定所別の有効求人倍率は対前月比で、中津が0・08ポイント、宇佐が0・05ポイントダウンした。各安定所の倍率は次の通り。
▽大分 ○・七三倍▽別府 ○・六八倍▽中津 ○・六七倍▽日田 ○・七一倍▽佐伯 ○・七八倍▽宇佐 ○・五八倍▽豊後大野 ○・七六倍
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA