
西嶋泰義市長に受賞報告をする久保田嘉博さん(右端)
「命なる物の光の見えぬ身に 妻の握らせくれし生き鮎(あゆ)」―佐伯市直川仁田原の久保田嘉博(よしひろ)さん(70)の短歌が、昨年十一月の第三十四回全国盲人文芸大会短歌部門で、第一位の厚生労働大臣賞、日本盲人会連合会長賞を受賞。久保田さんが二十六日、市役所を訪れて西嶋泰義市長に報告した。
久保田さんは「自宅近くの番匠川水系久留須川で捕れたアユを昨年、友人からもらった。台風の被害もなく体長が三〇センチ近くあり、子どものころの大きなアユを思い出して詠んだ。八年前に失明した。目の不自由な人にこうした大会があることを知ってほしい」などと話した。西嶋市長は「直川のアユをつかんだ手の感触が想像でき、評価された結果。これからも頑張って」と祝福した。
久保田さんは十五年ほど前に短歌、俳句を始めた。大分合同新聞読者文芸欄に投稿。二〇〇〇年には俳句で大分合同新聞読者文芸年間賞を受賞した。これまでに句歌集と小説を出版している。
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