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東芝大分の機能強化 7百人増員見通し

[2009年01月30日 10:06]

アナログLSIの製造が新たに加わり、約700人の増員となる東芝大分工場=大分市松岡

 東芝が半導体事業の業績悪化を受けて打ち出した生産体制見直しの一環で、システムLSIでは国内最大の生産拠点である大分工場(大分市松岡)の機能が、大幅に強化されることが分かった。北九州工場(北九州市)で生産している製品の一部を大分工場に移す。四月以降、約七百人が配置転換で増員され、単純に足すと同工場の正社員は約三千二百人になる見通し。

 今回の見直しで正社員は削減しない方針だが、大分工場も稼働率が落ちている。減産に対応するため、二―三月で計二十一日間の帰休を実施することも明らかにした。
 大分工場に移される製品は、アナログLSIと呼ばれる集積回路の一種。大分の生産ラインを使うことができるという。同時に、北九州工場(〇八年三月時点で従業員数千三百人余り)は、光半導体のみを生産する工場に縮小される。
 東芝本社は「LSIと光半導体を各工場が専門に製造して役割を明確にしたい。北九州工場のLSI製造ラインはやや旧型のため、移転で生産効率の向上が図られる」と説明。稼働しなくなる設備は、売却も視野に検討する。
 大分工場は昨年十二月下旬から二十二日間、一部ラインを休止。一九七〇年の操業開始以来、最大規模の減産を実施した。今回の生産機能の移転で、稼働率が向上する。七百人の配置転換は四月以降に順次、実施する。
 ただ、世界的な景気後退が深刻化する中、短期間での受注回復は見通しが立たず、雇用維持のためにワークシェアリングを実施する。大分工場の場合、二―三月は、およそ三分の二の人員で工場を稼働させることになりそうだ。

 <ポイント>
 アナログLSI オーディオ製品や携帯電話、モーターなどあらゆる電気機器に使われる。音声や画像をはじめ、ノイズが多いアナログの情報を「0」か「1」のデジタル信号に変換し、コンピューターなどで処理できるようにする。

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