NPO法人「べっぷ優ゆう」(別府市内竈)は、地元・亀川地区の住民を対象に「地域の暮らし意識に関する調査」を実施した。課題として浮かび上がったのは地域活動への関心の薄さ。高齢者の見守り、声掛けといった日ごろの触れ合いや、住民と協働した活動などを通して“地域の福祉力”を高めたい考えだ。
亀川地区(五千四百四十五世帯)は古くから栄えた温泉地。太陽の家、別府医療センターなどがあり、障害者や高齢者が多く暮らす。近年は大学生ら若者の姿も目立つようになり、新旧の居住者が混在している。
同法人は障害者の自立を支援する中で、昨年五月から産直野菜の販売や健康相談に応じる「こども朝市」を開くなど地域とのかかわりを深めようとしており、調査はその一環。世帯主を中心に、調査用紙を配布した千二百二十三人のうち三百十一人から回答を得た。
質問は十三。地域活動への参加状況では「特に参加していない」という人が全体の30%と最も多く、「町内清掃などの決まり事」(26%)「町内会や自治会の会合」(17%)と続いた。参加できない理由は「仕事が忙しい」「情報が少ない」という声が多かった。
地域や町内で大切にしていることは「誰とでもあいさつする」が18%と最も多く、防犯・防災活動、祭りや地域の行事、伝統文化の継承などは少数。近所付き合いを大切にする半面、地域全体としての活動には消極的な姿勢がうかがえた。
同法人は「住民は単なるにぎわいではなく、触れ合いを求めているようだ。地域活動に関心が薄い住民に、どう働き掛けるかが課題。地域の福祉力を見直すきっかけにしたい」と話している。
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同法人は三月十五日午後一時半から太陽の家で、「地域の福祉力」フォーラムを開く。調査に協力した別府大の学生の報告や、地域力の再生について考えるパネルディスカッションなどがある。
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